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閉鎖花と開放花

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この季節、センボンヤリの閉鎖花が気になります。
草刈り跡では、たくさんのスミレ類も閉鎖花をつけています。

このひとたち、
春にはちゃんと花が咲いて、他の個体からの花粉を受け入れて種をつくる。
でも、秋には花を開かずに自分の花粉で種をつくる。

これってどういう意味があるんでしょう?

少し調べてみると、閉鎖花と開放花の違いには、
・閉鎖花の種の方が冠毛が長く、遠くまで種が飛ぶ。
・開放花の種の方が実生の定着率が高い。
・閉鎖花の方が種の数が多い。
といったことがあるようです。

ということは、開放花は、
他の個体からの花粉で質の良い種をつくり、自分のそばに定着させる。
  自分のそば → ちゃんと咲ける良い環境が保証されてる?
        → 冠毛は短く、その分費やすエネルギーは少なくて良い
          (花を咲かせるエネルギーに回せる)

閉鎖花は、
確実に授粉できるので、作る花粉は少なくて良い。
その分のエネルギーをたくさんの種をつけたり、
冠毛を長くして、遠くに飛ばすことに使える。
  遠くに飛ばす → 新しい環境の開拓?
         → 春の開放花の実生との競争を避ける

もちろん、閉鎖花は、花に費やすエネルギーが少なくて良いので、
多少暗い(得られるエネルギーの少ない)環境でも種を作ることができ、
遠くに飛んだ種が、もしかすると親の周辺よりも明るい環境に
定着できるかもしれません。

こんな風に2つの戦略があるから、センボンヤリやスミレ類は
草刈り跡などの明るい環境によく反応して、爆発的に増えるんでしょうか。

うーん、もうちょっと勉強しないとあやふやだなあ。
by ohtaraki2 | 2012-10-07 21:21 | お勉強 | Comments(0)