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研究者のはしっこ ohtaraki2.exblog.jp

身の周りの自然を守ることに対して、研究者は何ができるか。自問自答を繰り返す毎日。


by 草原好きオバちゃん

ことばのチカラ

そして、昨日のおふたりからは、
私はとても「研究者らしく」みえると言われました。
最初はもっと「活動家」かと思っていたのに、と。

研究者(学者)と活動家の違いについても少し話をしましたが、
研究者はデータに基づいた“確かな”ことしか話ができません。
というか、してはいけないと思います。

でも、活動をするためには、時には借りてきた結果を披露するし、
希望的観測も交えた推測をお話しすることの方が大事だったりします。

ここに研究者でありたいと願う自分と、活動をする自分との間に
葛藤があるという話。
これに共感していただいた上で、私のことを「研究者らしい」と
言っていただいて、とてもうれしくなりました。

最近、草刈り教だとか言われて、冷静な科学的データに基づいた技術のはずが、
違う物に祭り上げられている気がして
(逆に怪しい物におとしめられている気がして)いましたが、
初めて話を聞いてもらった方々から、私が希望する姿に近い評価を
いただいてとても勇気がでました。

「私の武器はデータしかありません。」
そのフレーズを気に入っていただいたようでもありました。
秋吉台が、学術的な話、データが好きな地域でよかったねというのは
共通の感想です。

その他にも、いろんな話ができて、お互いに口にした
いくつかの言葉が耳に残っています。
その言葉にはしばらくチカラをもらえるように思います。

「秋吉台3億年のジオ浪漫」
「草原の植物たちの健気な感受性」
「自然の声の聴き方」
「自然そのものは良いも悪いもない、評価はすべて人間の世界のこと」
「すべては人間の問題」
by ohtaraki2 | 2012-10-15 09:56 | ひとりごと | Comments(0)