2014年 01月 25日
ボーリング調査観察会
おととい通りかかったボーリング調査作業地。
コアは当然室内に持ち帰ってじっくり調べるわけですが、 こうやってたたいて、手応えとか音なんかでも岩の状況が 推測できるそうです。職人技ですね〜 でも確かに、コアそれぞれに音は違っていました! 今回は特別に、コアを包んでいるビニールを剥いで 手に持ってもいいという許可をいただいているそうです。 私もさわらせていただきました。
こういう時、一番気をつけなきゃいけないのが コアの左右を逆にしないこと。 歴史がさかさまになってしまいますね。 実はお隣の方が私に回してくれるとき、さかさまに 渡してくれそうになって焦りました(笑) こういうボーリング調査は40年ほど前に2回、 そして今回と同じ方が2年ほど前に1回されているそうですが、 その40年前のコアも博物館の保管場所で見せていただきました。 学芸員さんは、こういった資料を保管・保存することが
今日は、正式に説明していただけるということだったので
参加してきました。
まずは秋吉台科学博物館の学芸員さんから、秋吉台と
調査の意義についての説明。
現地に移動して、過去の調査との関係や、作業方法などの
話などを聞きました。
ざっくり言えば、向かい側の山から出ている、浅い海あるいは
地表にでていた証拠を示す構造物が、こちらの山では
どの位置にでてくるのかを調べているそうです。
石灰岩が掘りにくいわけではなさそうですが、
この場所ならではのご苦労もあるようです (^^;;
みたことありますが、こんな堀りたてのものは初めて見ます!
やっぱ石灰岩ってキレイかも (^^)
博物館の大事な役割のひとつなんだと何度も説明して
おられましたが、今回はまさにそれを実感しました。
自分が整理をお手伝いしている植物標本では、それほどの
気持ちを感じることはあまりないんですが(スミマセン・・・)
石とか化石って、過去をみせるチカラが強いのかもしれません。
短い時間での観察会でしたが、なかなか楽しい時間でした。
by ohtaraki2
| 2014-01-25 16:58
| お勉強
|
Comments(0)