人気ブログランキング | 話題のタグを見る

研究者のはしっこ ohtaraki2.exblog.jp

身の周りの自然を守ることに対して、研究者は何ができるか。自問自答を繰り返す毎日。


by 草原好きオバちゃん

山焼きへの執念!?

一度延期になり、今日予定されていた演習場の野焼きは
悪天候のため中止になったようです。
やっぱり延期は一度くらいがガマンの限界でしょうかね??
結局そこは、3年に1度くらいの火入れ頻度になっているようです。

秋吉台の山焼きは、延期になるのも折り込み済み。
一度二度の延期では「いつものこと」で済んでしまいます。
そりゃあその度に待機する集落の人や消防団、行政の人は
たいへんだと思います。

以前ボランティアで参加を決めていたとき、2度目の延期に
なったとき、「もう行けない」と思いましたもん。

それでも、焼くんですよね。秋吉台。

美祢市と合併する前までは、ある程度延期になったら
悪天候でも強行して、燃え残ったところを町の職員さんが
後日火を着けて回る「燃え残り整備」をしておられました。
周囲がみな焼けているので、延焼の心配はありませんから。

そして、草を畑に使う慣行がまだ残っている美東町では、
燃え残ってしまったところは業者に刈ってもらったり
していたそうです。

この執念。
この火入れの執念をみると、山焼きは大事な伝統行事という
言葉も信憑性があります。
時として草原よりも、焼くことそのものに意味があるようにも
見えてきます(笑)

火入れが続くことは、草原を維持していただきたい者に
とってはありがたい限りです。

「燃えにくい」と苦労することは、裏返せば、比較的安心して
火を制御できるということかもしれません。
ニアミスはあっても、今まで大きな事故にはなってないのも
ありがたい限りです。

今からさらに高齢化がすすんで、行政の考えるとおり
作業が業者委託中心になってくると、たぶんそうは
言っておられません。
行政の方々には、少しずつでも、今の技術を残すことを
考えていただきたいです。




by ohtaraki2 | 2014-03-13 11:32 | ひとりごと | Comments(0)