2016年 11月 18日
樹木の実たち
草原の花は、草刈り跡に咲き戻ったのを除けば
もうそろそろ終りです。
逆に7月の草刈り跡では、まだまだ花がみられます。
リンドウ、サイヨウシャジン、ヤマジノギク、ウメバチソウ
センブリなどなど
そして、よく見るといろんな実がみつかります。
まずこれはヤドリギ。
エノキに寄生してました。落葉樹の大木に寄生し、
秋から春の落葉時期の日光を利用するらしいので、
完全な寄生ではなく半寄生ですね〜。
ナショナルジオグラフィックの記事によると、
ヤドリギの種子はビシンという物質に包まれていて、
『このビシンは野鳥の胃の中でも消化されず、糞とともに
種が排泄されると、ビシンの粘着力によってヤドリギの種は、
野鳥のお尻にまるでキンギョの糞のように付着することになる。
お尻に種が付着するのだから、野鳥にとってはさぞ気持ちの
悪いことだろう。木の枝にお尻をこすりつけて種を取ろうと
するが、これこそヤドリギが狙っていたこと。樹木の枝に
こすりつけられたヤドリギの種はビシンの粘着力で枝に留まり、
半寄生の生活を始めるようになる。』
だそうです。
元記事は以下。
それから、これはアキグミ。
えぐくて苦いのかな? 堅かったので食べてみませんでした。
これも鳥散布種子。
以前、河川でのアキグミの分布拡大を研究してた後輩が
糞だけでなく、鳥が吐き出す「ペレット」にも種が含まれていて
結構なスピードで分布が広がるという報告をしてたなあ。
なんとなく厄介者のイメージ。
これはよく庭木になってるピラカンサと呼ばれるもの。
これはよく庭木になってるピラカンサと呼ばれるもの。
実が橙色で、葉裏に綿毛があるので、おそらくタチバナモドキ。
中国原産。
これは石灰石鉱山の採石場にもたくさん生えてた。
当然鳥散布だけど、石灰岩の間によく生えてる。
やせ地でもよく生育するらしい。
あとは、カキノキ、イヌビワなどが目立つ実を着けてる。
ノブドウの青色は個人的に好き。
樹木じゃないけど(笑)
by ohtaraki2
| 2016-11-18 21:14
| ひとりごと
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