研究者のはしっこ ohtaraki2.exblog.jp

芽吹き

山焼きでどれくらい燃えたか、自分の調査プロットを確認して回っています。
日射しはメチャきつい。空は白い・・・何か飛んでそうです。。。

さて山焼きから10日たち、はやいものは芽吹いてきました。
一番多いのはノアザミ。ちょっとこれは葉っぱが切れちゃってますが。
e0295994_18363424.jpg

それから、このイネ科。まだ何かわかりません。
e0295994_18365658.jpg

草刈り跡地では、キジムシロも多かったです。
e0295994_18372299.jpg

少し栄養分の多い場所にくると、ウマノアシガタや
e0295994_1837587.jpg

カノコソウがあります。
e0295994_18381151.jpg

もっともっと日当たりのよい場所には、ニガナや
e0295994_18383235.jpg

ウツボグサもありました。
e0295994_18394044.jpg

外来植物もしっかり芽生えています。セイタカアワダチソウに
e0295994_18401869.jpg

ヒメジョオンも。
e0295994_18404067.jpg

次に草原に行けるのは来週ですが、さらにたくさんの種類が
出てきていると思います。春は芽吹きの季節。実感です。
# by ohtaraki2 | 2013-03-06 18:41 | 調査 | Comments(0)

今年は不参加

家の事情により、毎年この時期の大イベントである学会参加は
今年はおやすみ。

ちょっとゆっくり。
でも、雑用はたっぷり。
そして、ちょっと根を詰めると体が言うこときかなくなります。

今また、繊維筋痛症の症状か、右手首が痛くて曲がりません。
この状態で料理をつくるのはなかなか苦行です。。。
昨日は指3本の関節も腫れてたからそれよりはマシか。
# by ohtaraki2 | 2013-03-05 20:14 | ひとりごと | Comments(0)

技術とその背景

セイタカアワダチソウの防除に関する論文をさがしていて
こんなのに行き当たりました。

土壌化学性の違いによるナルトサワギク,セイタカアワダチソウの防除技術の開発
田中ほか,2011,日本緑化工学会誌 37 (1) : 139-142


この3年ほどお世話になっている、つくばの方々や山口大の先生との
研究成果に似ています。

最近はこういった方向の研究が増えてきているそうです。
その技術を使う方としては、緊急に成果が欲しいのはよくわかります。
ただ、つくばのボス格研究者さんが
「単に土壌特性を変えて防除するというより、あるべき土壌の状態
について考えたい」
とおっしゃっていたのでホッとしました。

つかえる技術の開発、重要です。
○○できます、こんな効果があります、と明言されると
それに頼りたくなります。

でもその背景を明らかにしたり、不確定要素をふまえた上で
これくらいの効果が、と話すスタンスが研究者のものだとしたら
やっぱり私はそちらの方が好きです。

だんだん話がずれてきました。
技術屋さんと研究者、ここはしっかり分けていかないとと
改めて思う朝でした。
# by ohtaraki2 | 2013-03-04 09:58 | お勉強 | Comments(0)

石灰岩にも影響が

地理学関係の論文をいただいて読んでいたら、
山焼きは石灰岩にも影響があるようです。

燃えている際の石灰岩の温度は700度になる場合もあり、
その際、岩の含水比が低下するそうです。
色が茶色に変化するのは地上近くで、上部は逆に白くなるそうです。
含水比低下は岩の下部でも上部でも同じだそう。
岩の強度に関しては、値にばらつきがあったから、
もっとデータを蓄積しなくちゃという話になってました。

さてさて、実際に岩を見てみましょ。

まず地表近くにある岩。おー、茶色い!
この変色は表面のわずかな層だけだといいますが、
結構変色した岩があちこちに見られます。
e0295994_11153197.jpg

含水比が下がって強度が低下するために、衝撃でわれやすくなる・・・
のようなシナリオを考えたくなりますが、それはまた次の報告を
待ちましょう。

特に強い衝撃を与えなくても、自然に割れちゃうことも
あるんでしょうか?

この岩は、上部が欠けて、その破片が地面に散らばっています。
岩にくっついていた断面は真っ白なのでよくわかります。
(地面に落ちていても真っ白ということは、山焼き後に割れたんですね)
e0295994_11182143.jpg


まだわずかな情報しか知りませんが、いろいろおもしろそうです。
草が芽吹くまでのしばらくの期間、他の分野のことも
勉強してみようと思います。
# by ohtaraki2 | 2013-03-03 08:39 | お勉強 | Comments(0)

もしかしてアリ散布

画像整理していたら、ヒナノキンチャクの種子の写真がありました。
何気なく撮っていましたが、これはもしかして・・・エライオソーム!?
e0295994_15342070.jpg

スミレ類、カタバミの仲間、ヒナノキンチャクと同じ属のヒメハギ
などの種子には、エライオソームという器官がついています。
その中には脂肪酸、アミノ酸、糖を含んだ物質が入っていて、
それでアリを誘引し種子ごと巣に運ばせることがわかっています。

アリの巣に運ばれた種子は、エライオソームだけがアリの餌になり、
種子そのものは不要なものとして巣の外に捨てられます。
または、運んでいる途中で種子だけ外れる場合もあるようです。

いずれにしても、親株からはある程度離れられるので
これで種子散布が完了となります。

適切な季節に草刈りをするとバクハツ的に増えるヒナノキンチャク。
スミレ類と同じような挙動をすると思ったら、種子散布の形式も
もしかしたら同じ!?
やっぱりそういう目線でデータをまとめてみた方がよさそうです。

※ ヒナノキンチャク(ヒメハギ科ヒメハギ属):
  環境省の絶滅危惧ⅠB類(EN)、山口県の絶滅危惧Ⅰ類
# by ohtaraki2 | 2013-03-02 15:40 | お勉強 | Comments(0)