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研究者のはしっこ ohtaraki2.exblog.jp

身の周りの自然を守ることに対して、研究者は何ができるか。自問自答を繰り返す毎日。


by 草原好きオバちゃん

ひとつの環

これはレッサーパンダ。
モウソウチクの新鮮な葉っぱしか食べません。
ひとつの環_e0295994_21224783.jpg

    サファリランドの飼育員さんは、
    敷地内のモウソウチクはもちろん使うし、
    周囲の集落の方にも分けてもらったり、
    エサ集めに苦労されているそうです。


たまたま同じアパートに飼育員さんが住んでいて、そんな話を
聞いたのがきっかけでした。

じゃあ、ボランティアが竹を伐採して持っていったら
ごほうびにレッサーパンダに餌やりさせてもらえますか??
冗談でそんなことを言ったら、飼育員さんは結構乗り気だった。


そしてここは秋吉台の草原の秋芳町側。
こんな風に周囲の山林から侵入する竹があります。
ひとつの環_e0295994_21254196.jpg

これがモウソウチクだったら、レッサーパンダの餌にもできる。
草原を守るために伐採するとしても、一部を活用できるなら
タダの「掃除」にはならない。

そう考えて、いろんなところで、
やってみませんかという話をしていました。
それが4年前。
結局実現しませんでしたが。。。


今日はたまたま、繁茂竹林の整備ででた
モウソウチクの葉っぱをサファリの方にあげた、
という話を聞きました。
たしかめてみたら、やっぱり4年前に
私がお話を持ちかけていた人でした。

いろいろ課題はあるけれど、わりとうまくいきそうなので、
継続的につながってみるそうです。
使うのは草原の竹ではなかったけど、
つながりができたところがすごい。

時間が経って、形を変えても、芽吹くものがある。
今の私には、それが一番の勇気のもとかもしれません。
感謝。
by ohtaraki2 | 2013-01-09 22:09 | ひとりごと | Comments(0)