2014年 01月 26日
ヒメヒゴタイ
この季節、植物の枯れた姿が目立ちますが、
その中でもスクッと背の高いヒメヒゴタイはよく目立ちます。
頭花にはまだ、もっさり綿毛がついています。
種子の皮部分はあっても中身がスカスカのもの。
そういうのは単に散布されてないだけのようです。
種子はたくさん作るはずのキク科ですが、
四国の塩塚高原での例だと、ヒメヒゴタイの結実率は
44%程度だそうです。
それでも冠毛はしっかり作るんですね。
いま目にするヒメヒゴタイが、いつももっさり見えるのは
冠毛は作っても種子が実っていないせいなんでしょうね。
※ ヒメヒゴタイ(キク科トウヒレン属)
環境省の絶滅危惧Ⅱ類(VU)、山口県の準絶滅危惧種
by ohtaraki2
| 2014-01-26 14:11
| 調査
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