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研究者のはしっこ ohtaraki2.exblog.jp

草原シンポジウム

【2016年10月16日】

第11回全国草原サミット・シンポジウム in 上山高原。
2日目はシンポジウムです。
すごく立派な会場に、スタッフとして動き回る行政の人たち。
なんとなく今までとは雰囲気が違います(笑)

祝辞がたくさんあってびっくりしました。
サミットの開催というのは「おめでとう」といわれるものなんですね〜。

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基調講演の武田先生。
名前はよく存じていますが、ご本人を目にするのは初めて。
研究者にはなじみの内容でしたが、一般の人にはちょっと
難しかったかな。。。


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続いての実践報告はおもしろかった!
まずは、前日の現地見学会でもお世話になった
上山高原エコミュージアムの小畑さん。
子供の頃、家の手伝いとして上山高原で牛飼いを
していたそうです。

純粋な地元の人。地域に対する愛情が伝わりました。

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芸北中学校の7名は「茅プロ」について報告してくれました。
先に成果をあげている「せどやま再生事業」を参考に、樹木を
茅に変えて取り組むプロジェクトです。

地元の人に刈った茅を持ってきてもらい、それを地域通貨に
替える「茅金市場(かやきんいちば)」。
その運営と広報、もうけたお金の使い道などが報告され、
参加者は「すごいねえ」とうなりっぱなしでした。


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最後は佐賀大学の染谷先生。
今回とても聞きたかったお話です。

阿蘇の野草堆肥からは、普通の堆肥の何十倍もの「善玉菌」が
見つかるんだとか。病原菌の繁殖を抑える拮抗菌が見つかり、
特にハウス栽培で効果をあげているらしいです。

染谷先生からは「サンプルを送ってください」との提案が。
それはぜひ送らせていただきます!!


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午後からは分科会。
第3分科会に参加し、草資源を農業や畜産に利用している
事例をお聞きしました。

・梨畑のマルチには河川堤防の刈り草を使っているそうでした。
・放牧は全6戸のうち2戸が取り組んでいました。
 今後、草原の利用を拡大するにはいろいろな調整が難しそうでした。
・野草と牧草を繁殖牛に与えますが、やはり野草の方が良いようです。


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最後の全体会では、分科会で話し合われた内容が報告されました。
そして、シンポジウムからの提言としてまとめられました。


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今まで「保全(守る)」ということに焦点を当てた話を
よく聞いていましたが、今回は「利用」の比重が大きいなあと
驚きました。議論が新たなステージに進んだ感じです。



by ohtaraki2 | 2016-10-21 14:12 | お勉強 | Comments(0)