研究者のはしっこ ohtaraki2.exblog.jp

森林を草原に戻すことについて

e0295994_00462066.jpg

この真ん中の森林部分は「県行造林」と呼ばれ、
昭和30年代後半から40年代にかけて植えられた樹木が
もとになってる。

その頃植えられたのはアカマツ。
いまは松が枯れ、植生が遷移して、常緑広葉樹の二次林ぽい様相。

この樹林が植えられたものであることを知っている人たちの中には
相変わらずここを伐って草原にと言ってる人がいる。
今日、県の職員さんもここを伐って草原に戻すならという前提を
口にしたので驚いた。

島根県の三瓶地域や熊本の阿蘇の事例を見る限り、一度樹木を伐って
すぐ草原に戻るわけじゃない。おそらく火も入りにくい。
だから、伐った後は何年も刈り取り管理を続けないといけない。
この面積でそんな管理は無理。

それに、前にも書いたけど
いまの広さでも燃え残りが出て樹林化の心配がある箇所があるのに
これ以上管理する面積を増やしてどうすると思う。
それよりはいまの面積を「安全に」「しっかり」管理するのが
いいんじゃないかと思う。

どうしても面積を広げたいなら、まだ樹木が侵入してなくて
火が何年も入ってない場所が3haほどあるので、そこから
管理を再開すればいいと思う。

いずれにしても、何のために広げるのか、どれくらいの面積
広がったほうがいいのか、そのためにどれくらいの労力と
お金をかけられるのか。目的や目標をはっきりさせてからの話。

ただのノスタルジーで主張するのはいかがなものかと。



by ohtaraki2 | 2017-06-15 22:45 | ひとりごと | Comments(0)