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研究者のはしっこ ohtaraki2.exblog.jp

身の周りの自然を守ることに対して、研究者は何ができるか。自問自答を繰り返す毎日。


by 草原好きオバちゃん

黄門様の印籠のよう

天然記念物で保護されてる範囲はどこまでなのか。
空間的な広がりもそうだけど、
範囲内での活動に伴う変更についても。

なんとなく周りを見ていると、
今の状況を変えて欲しくない気持ちを持つ人が
利害が対立する人たちを牽制するため、
または自分の主張を通すために天然記念物という
言葉を便利に使ってる気がする。

国立公園、国定公園に関しても、
風景地保護協定や、昨日の研究会で聞いた
生物多様性地域連携促進法を使えば
第1種特別地域でも樹木の伐採やその他の行為が
容易に実施できるようになる。
もちろん実施する上での科学的根拠やコンセンサスを得る必要はあるし、
公共の価値向上を目指すものでなければナンセンスだけど。

文化財だから触らない、では立ち行かないところも多い。

何も変更せずに守るため、だけの文化財にならないよう
人の福利の向上を目指す解釈ができるようなものになればいいな〜〜。


12/9追記

こんな流れになってるのか。
地域計画に保存活用計画。これを策定すれば規制を緩和する。
代わりに、文化財の運用というか、
管理や保存の責任をある程度市町村に移行する。

いまいろんな事業で、国から地方へという流れになってるけど、
この分野にも来たか。

なるほどこれを受けての地元の動き、
それから国からのプレッシャーなのね(´-ω-`)

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by ohtaraki2 | 2017-12-03 14:03 | ひとりごと | Comments(0)