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クマがいるものとして行動しよう

このチョウの調査中に道の横の茂みからケモノに吠えられた。
大きなイヌに吠えられたみたいな声。
「ガウッ」

二人だったので、「何?何?クマっ!?」って言いながら
急いで引き返した。

一人だったら怖かっただろうな。いや二人でも十分にこわいけど。
ワイワイ話しながら歩いてたから、向こうも威嚇のために声をだしてくれたのかも。
出くわすようなことがなくてよかった。

そして、施設の管理者に報告。
そしたら翌日、市の広報で情報が流された。
初めて! まともに情報として扱ってもらえた。

だって今までは、大学の研究者が仕掛けた赤外線カメラにクマが映っても
林縁部で複数回唸り声をきいても情報はスルーされるどころか、
「観光客が減ったら困るから」と箝口令が出る始末。
それが2010年。

その後ほぼ毎年のように、森に入っていく姿や、子熊が目撃されてきた。
草刈りをしていた人の背後5メートルにクマがいたってのには震えた。
大きな音を出していても関係ない場合もある???
去年はトレランの試走をしていた人の前をクマが横切ったり。

秋吉台では歩道に注意看板は設置されたりしたけど、
それでも市の対応はぼんやりと控えめだった。
今回みたいに迅速に、それも一般市民向けに情報が流されるのを聞いたのは初めて。

秋吉台地域にはクマが生息している。
これがやっと一般常識になりつつあるとしたらうれしい。
クマがいるものと認識しての行動をみんなが取るようになることが大事。

私たちも月末に同じところに調査に行く必要があるけど、
今度はできるだけ軽トラで回ろうという話に。


by ohtaraki2 | 2018-09-08 09:32 | 調査 | Comments(0)