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カテゴリ:お勉強( 173 )

付加体の証拠

和歌山県由良町白崎海洋公園。
ペルム紀の化石が見られる石灰岩。
露天掘りの採掘場跡を公園にしたところ。

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真っ白の石灰岩がほんとまぶしい。
秋吉台と同じように海山上のサンゴ礁でできているなら、
炭酸カルシウムの含有率は高いから、この白さも納得。

おもしろいのは石灰岩と接する茶色い岩石もあること。

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これはいったい??
帰ってから調べてみた。

この一帯は中紀層群と呼ばれる地層の中に、
石灰岩の大きな岩塊が埋まっているらしい。
石灰岩からはペルム紀のフズリナやウミユリが、
中紀層群からは中生代ジュラ紀後期の放散虫がみつかるということで、
石灰岩の周りには一億年近くも新しい地層があるってことになるらしい。

このマトリックス状態をオリストストロームというそうな。
正確には周囲の地層よりも古い外来の岩塊や地層の塊という定義。
これは海洋プレートに乗ってやってきたものが
日本列島に付加する際に混じり込んだものということ。
ここでは石灰岩オリストリスとして報告されてる。


そのオリストリスはこの一帯にあるそう。
例えばこんな島とか、

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斜面にポツポツ石灰岩が露出してる斜面も
詳しくみれば構造がわかるのかな。

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白崎は化石がある以上に面白いところだった。
公園の真ん中にある山も、採掘し尽くされて
実は中は空洞っていうのもシュール( ̄▽ ̄)

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うーん。また行きたいな。

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by ohtaraki2 | 2018-08-14 15:43 | お勉強 | Comments(0)

ハマボウ自生地

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汽水域に生育するハマボウ。
近畿では自生は和歌山県に限られるというので
去年目星をつけていた自生地の看板がある辺りへ。

いい感じの河口。
日高川ではなく下流で合流する王子川。
この水辺の低木は殆どがハマボウみたい。
残念ながらはなは終わり。実がいっぱいついてた。

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川に沿って走る国道にも枝が張り出してきてる。
きっときれいだろうな。
もう少し早い時期に来られるといいなぁ(*´ω`*)

by ohtaraki2 | 2018-08-14 15:31 | お勉強 | Comments(0)

化石見つけた

今日見つけてうれしかったもの。
ウミユリの化石。
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そして、フズリナの化石。

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秋吉台だと見慣れてるんだけどね〜〜
違うところでみるとなんか新鮮。

しかも秋吉台と重なるペルム紀の石灰岩。
むふふふふ。
もう少し勉強してからまとめてアップしようっと。


by ohtaraki2 | 2018-08-13 22:32 | お勉強 | Comments(0)

正確な情報を得なくては

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時代によって価値は変わるもの。
いま秋吉台で爆撃演習を中止させた話を聞くとたいてい、
地質学的に貴重な秋吉台を国内外の学者と地元住民、県知事などが団結して守った、
みたいなことになる。

でもほんとは、安全 > 農業 > 観光 > 学術 だったらしい。
それを、学術的価値を武器にするという戦略を立て
学者の力を借りて戦ったものだったらしい。
当時の小澤知事の戦略、そして胆力の勝ち。
ここでも学者の力は武器のひとつ。
学者が知事を動かしたんじゃない。むしろその逆。

歴史って立場を変えたら、全く違うストーリーになる。
気をつけなくっちゃ。
短絡的なストーリーほどひとり歩きするし。

この情報の出典は以下だそう。
小澤太郎著 「風雪」
     小澤克之発行、2011年、「九 秋吉台--米軍爆撃演習場問題」

そしてこの記事を書いた人のページはこれ。
http://atta-an.seesaa.net/article/460698222.html




by ohtaraki2 | 2018-08-13 10:18 | お勉強 | Comments(0)

諸説あり。

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いろいろ謎な別府弁天池。
池の青さの理由(おそらく断定ではなく推定)を
専門家はこう見る! みたいな掲示があった。

誰が言ってんのかと思ったらよく知った人だったという。
まあ水文学の先生ではあるけどな〜〜

ジオパークも、博物館も、なぜ青いのかは不明としてる。
まあ解明できたら楽しいけど、複合要因だろうから難しいよね。


by ohtaraki2 | 2018-06-19 19:52 | お勉強 | Comments(0)

野生のものはそのままに

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ランの仲間はそこから動かしちゃいけません!
いや、ランだけじゃなく野生種全体に言えることだけど。

ウィキペディア先生によると、サイハイランも
光合成だけでなく、一緒にいる菌根菌から
栄養をもらって生活しているようで、
その場所から動かしてうまく生育したためしはないようです。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/サイハイラン

だから、山野草として売られているものは
まず間違いなく山野から採集されたもの。
それが種の絶滅危惧要因になっていたりします。

良心に訴えるしかないんでしょうけど、
自分のものにしたいという醜い独占欲と
栽培できるという慢心はやめて欲しいもの。


by ohtaraki2 | 2018-05-30 07:16 | お勉強 | Comments(0)

新空間

NHK Eテレ サイエンスZERO

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見た見た〜
なるほどこういう感じだったのか〜
そして、コウモリのバンド、こんな重要な位置付けだったのか。
私の机の目の前にポロっと置いてあったから
そこまで重要とは思ってなかった(笑)

なんにせよ、小さなことの積み重ね。
調査だって、研究だって、その成果は時間と労力を積み重ねたピラミッドの
頂点にあるんだなぁ。どの世界でも。


by ohtaraki2 | 2018-04-30 07:27 | お勉強 | Comments(0)

湧水さがし

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この碧色。
カルスト湧水はどうしてこんな風になるんでしょう?
別府弁天池ではありませんが、すごい碧色に出会いました。


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こっちの湧水はこれまたすごい水量。
水神様と呼ばれているようです。
クレソンの大群落あり。


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今日の訪問の最後はこの湧水。
ここも水量はすごそう。
そして竪穴っぽい。

やっぱり台のふもとの山裾にはこんな湧水がたくさんできるみたい。
その理屈に、大地そのものの傾きというか、
上流下流の理屈が加わって、湧水の多い地域と
少ない地域ができてるような。

これらの湧水を田畑に利用する過程は、今度は
人の社会の理屈が働いて、これまたおもしろそう。

小学生の学習の材料探しでウロウロしましたが
その甲斐はあったかも(o^^o)





by ohtaraki2 | 2018-04-12 23:40 | お勉強 | Comments(0)

アキヨシミミナグサ

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アキヨシミミナグサ。
最近までコバノミミナグサだと言われていたもの。
国立科学博物館におられた門田先生が
植物研究雑誌に新種として報告を投稿されたのが2015年。

ただ、コバノミミナグサとの比較として
同定のための説明書きがあるので、
コバノミミナグサをよく知らない身としては
アキヨシミミナグサを確かめようがない。
ホソバミミナグサとの違いも書かれてるけど、同様。

まあたぶんこれもアキヨシミミナグサ。
ってことくらいしか言えない。
銅山跡地にあちこちある。

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おもしろいのは、このアキヨシミミナグサと
ヘビノネゴザ、それからカワラナデシコが
一緒に生えてる状況。

やっぱりカワラナデシコには重金属耐性があるのかな〜〜

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by ohtaraki2 | 2018-04-04 19:06 | お勉強 | Comments(0)

アスパラの害虫

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写真はキジカクシ。
なんだかてんとう虫みたいな虫がいっぱいついてて
近づくとうわ〜〜〜〜〜〜って散っていった。

でもてんとう虫じゃなかった!

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ジュウホシクビナガハムシというハムシ。
アスパラガスの害虫らしい。
やっぱりキジカクシはアスパラガス属なんだなあ(笑)

と思って調べたら、下記のページ!
なんと、もともとキジカクシを食べる者として存在していたのが、
アスパラの生産が伸びてきて目立った存在になってきたらしい。
あら〜こっちが最初か。




by ohtaraki2 | 2018-03-31 09:33 | お勉強 | Comments(0)